カオサンからうるさく言われて、取り敢えず散歩を再開した。
毎日、出掛ける前にはカオサンが、
歩き方のやり方をあーした方がええ、こーいう風に足出してと言う、30分も。
有り難いんですが、お昼ご飯の支度に間に合う様に帰って来たいんデス。
1時間も歩いたら、もうへろへろで膝が痛い。
早く手を洗ってうがいして、お昼ご飯に掛かりたいのにカオサンが、
坂を上がる時は歩幅を狭くして、こー膝曲げてこー歩いて、ストレッチはうんぬんと言う、30分も。
あーあー、毎日こーなのだ。
カオサンの話を聞きながら、
あ、醤油をつぎ足しとかな・・・とか、
トイレのタオルを替えとかな・・・とか、
冷やご飯が残ってるからチャーハンにしよか、それとも玉子丼、牛丼かな・・・とか。
この前は、なんだか落ち込んで、
もーええねんッと言いそうになったのを封じ込めて家を出た。
年末の忙しい時に何でなんの当てもなくトボトボ歩かなあかんのか。
村の外れにちっこいドングリが道一面に落ちていた。
ポケットいっぱいに拾う。
拾っている背中にもパラポラと落ちてきて、癒やされたヨ~。